イマジナリーヌラリヒョンと過ごす日々

雑多なこと。方向性は決まっていない。

トライアングルストラテジー全クリ

絵ばっか描いていて小説全然だったので流石に今日はやる(宣言)

四コマは近日中に一本出来る。2.5コマ色塗りと線画が終わってる。

 

「トライアングルストラテジー」も無事全ルート終了。

キャラは多いが、掘り下げは少なめ。

重厚なストーリーと言うが、理解しやすくしている為か「重厚」とは思わなかった。

面白くないわけではない。まあまあ面白い部類。

 

 

キャラクターはベネディクト激推し。

主人公の執事であり軍師なんだけど、常に冷静で利益を考慮する道を選ぶ。

……んだけど、行動原理の根っこが主人公の母親(故人)への恋心で、

ず~~~~~っと過去に生きている男。

重大なルート分岐の時には声を荒げて理念を主張するのがほんと堪らん。

まじでたまらん。

 

ロランは基本的に成長しない王子様で、視野が狭くて、直情的で。

あんまり好きじゃなかったな。ユニットとしても使ってないし。

自分の国をハイサンド(偽りの宗教で民を治める。ぱっと見は民が平等平和に暮らしているが、反徒を厳しく排除しているからである)に明け渡すの好きじゃない。

多くの者が平和に生きられるなら多少の犠牲は仕方ないって言うけどさあ。

それにずっと王の器じゃなくて……なんだかなあ。

いやまあ、王の器がある者ばかりが王になるとは限らないんだけど……。

 

嫁(フレデリカ)はユニットとしては優秀。

撃破でTP回復が良すぎて連れ回した。

キャラとしては、ローゼル族(嘘の歴史が国中に蔓延し、虐げられている奴隷)のことを考えて色々してくれるんだけど……。

結局誰も助けてくれない。弱小部族を犠牲にしても何も思わない。……と、批判してくるんだけどさあ……。

国のやり取りの最中に言われても困るんだよね。

ローゼル族を助けたって国の利益にならない。

→でも真の平等の為に助ける。

と、私は思えなかった。うちに余裕ないんだもん。

自分(主人公)がローゼル族じゃないから、全てを投げだす気持ちになれなかった。

ベネディクトの気持ちも知っていたので、領地を捨ててローゼル族と新天地に向かうことは私はやりたくなかったよ……。

 

 

あまりいい気分にならない3つのEDを見て、真ED見て。

最後があっさり終わってしまったからか、クリア後の気持ち良さが無くて、

昨日はやる気なく寝てしまった。

 

 

んでもって、ストーリー……。

現実的なところもしっかりあって良いとは思う。

なのになんだか気持ち良くない。

武器を鍛えたり、能力値を上げるのはコツコツ出来て楽しいんだけど。

 

下げるのではなく、褒めたいのだが、言葉が思い浮かばない……。

ベネディクトは超良かった。めっちゃ好き。

フレデリカルートで、主人公の家(領主)復権の為に敵に仕えるのも好き。

愛が狂ってる。好き。

ルートも、ベネディクトルートは今の資本主義を表しているのであまり嫌悪感がなく受け入れやすかった。

平等を謳いながら、ローゼル族や反徒を奴隷化して、塩湖で働かせたままのロランルートは好きじゃない。

九割の人は平和なんだけど。平等だし。

ただ、学ぶ自由もなく(書を焼かれる。研究も特定のものしか出来ない)、教皇が決めたものの通りにしか生きられないのはやっぱ嫌だなあ。

 

 

このゲームって、クリアしたらオゥケィ! なのではなく、

プレイして体験して「ハイ、あなたはどう思った?」って考えることが大事なのかなあ……。

とにかくエンディングが気持ちよくなさすぎる。

 

 

基本的に人には薦めない作品。

ヌルイシュミレーションがしたい人とか、すっきりしない話が読みたい人向け。

グラは素敵。2Dなので酔わない。