イマジナリーヌラリヒョンと過ごす日々

雑多なこと。方向性は決まっていない。

うpれた

……した。

うん。出来た。

 

 

 

ボツが沢山出来て勿体ないので、サイトにはいくらかうpりたいのよね。

 

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「これだけ僕にシツレーな事しちゃってさ、……君も覚悟してよね。
「前の出来損ないなんてどうでもいいでしょ。
「じゃあ、君がご執心の前任者。覚えてるっていうなら教えてよ。
 どんな髪の色? どんな髪型? どんな顔? 肌の色はどんな感じ? どんなお鼻で、どんなお口かな?
 どんな身体してるの? 背は高いの? 低いの?
 
「ほんとうにそんな顔してた……? ほくろとかなかったっけ。
 
言われるとだんだん判らなくなる。ただでさえ、姿が薄れていってたのに。
 
「ぶっぶー!!! あははははっ!! 不正解!!!!
 おっかしー!!! あれだけ啖呵切ったくせに、全然覚えてないんだもん!!
 
「ちなみにね。君の答え。正解だったよ?
「貴様!!!
「なーんて、嘘かも。
「もう君自身、自信がないんでしょ。だったらもう諦めちゃえば?
 
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とか。
この覚えていないかも。覚えているかもってやりとり。
これはkeyから出ているエロゲの「リトルバスター」の西園美魚ルートの。
 
美魚ルートでは、美魚の存在が消えていって(ファンタジー要素なので深く考えてはいけない)
主人公が「自分は覚えている!」と力説するにも関わらず、細かい所を言われるとだんだん自信がなくなってくるという場面がある。
それ。
 
人間の認識の不確かさを描いている場面がいいなと思ったのよね。
なんだけどうまく入れられなくてボツ。
もっとしっかりアマツと対立させても良かったような気がするけれど、
反抗するアマツより、服従を受け入れる方を書くことにした。
 
ただの服従が嫌なのではなく、尊厳が守られない事が嫌。
その先にもっと大切なものがあるならば、アマツは絶対に耐えると思った。
精神力カンスト神。
 
 
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ワカヒコとアマツ
消えた後の話。
 
「勿論、主殿の事は寂しいよ。
 でも、主殿が望んだのは俺が悲しむ事じゃなくて、俺たち英傑と新しい独神に八百万界を守って欲しいって事だよね。
 だから、今は悲しい気持ちは少し置いておいて、主殿の望みをかなえるよ。
「……そうか。割り切っているわけでは、ないと
「割り切れるわけないよ。大事な人だったんだ。
「…………そうだな。
「主殿がいなくなって、皆落ち着かないけれど、何をやっててもみんな、主殿がいなくて寂しいという気持ちは同じだよ。
「……違う。……俺は。……俺は同じではない。
聞いている。
「…………俺には、頭を救う術が……あったんだ…………。それに、気づけなかった……。
 
 
 
***
 
 
「……随分気にかけるではないか」
嫉妬されているような?
「まあね」
二人の秘密で良いだろう。
「はぐらかすな」
随分気になるようで。
ま、もう言ってもいっか。
アメノワカヒコの事、嫌いだったの」
驚いている。
「……まあ、気に入らんヤツがいてもおかしくはないが……。だがアメノワカヒコの何処に文句がある。貴様が嫌うようには到底思えないが」
「……そーゆーところ」
わかってない。
「あなたが仲良くするから嫌い。でもアメノワカヒコだって同じだったもん。
 あなたが私に近づく事に傷ついてた。
 私たちが嫌いあうのはあなたのせいよ」
「……」
「でもね、だからこそ仲良くもなれた。
 正直あなたよりは素直に話せた。汚い所も見せ合っちゃった仲だから」
複雑。
「きっとね、もっと仲良くなれたの。残念ながらそんな時間は私にはなくて。
 アメノワカヒコの中にはもう私がいない。
 後悔したって遅いけど、もっと沢山話して愚痴も言い合えば良かった。
 もっとバチバチに戦っても良かったな」
何も言わないアマツ。
「ミカボシくんは気にしなくて良いよ。もうアメノワカヒコの事嫌いじゃないから」
 
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これは、他の英傑が独神の交代を認識出来ている案。
てか、ワカヒコのことをちゃんと出したかった。
嫌う……というか、ライバル関係であったけれど、お互いに生活の一部であった。
どうでもいい存在ではなかった。っていう。
 
書いたら上手くまとまらない気がしてボツった。
他の英傑はサンキボウのみに絞った。
 
 
「嫌いあうのはあなたのせいよ」
って、言いたかった。
アマツは孤高っていうけれど、実際は色々な人に好意を向けられている感じが出るから。
悪神と言われるが、中身は腐ってないので。彼は。
彼が星の瞬きに目を奪われるように、他のひとだってアマツ自身の輝きに目を奪われている。
 
 
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「アマツミカボシのためにも、独神さまにはずっと従うよ
「アマツが死んだら、主サンも」
頷く。
「約束があるからアマツミカボシは従うし、激化した戦場にも投入される。
「私があそこで必死に働いていれば、戦の情勢も判るしどうとでも操作できる。
 私が有能であればあるほど、独神さまは私を好きにさせてくれる。
 だから、一生懸命頑張ってるよ。
「……それってアマツのためだけ?
「そうだよ」
「ふうん。……俺にはそうは思えねぇけど
「なにが
「主サン、俺や他のヤツらのもことも考えて進言してくれてるだろ?
 たまーにあるんだよな。やっばいなぁって時に前線から下げられたり、別の場所に飛ばされるの。
 今の独神サンならそのまま戦わせるだろうに。
「……。サンキボウの事は、ちょっと、それなりに贔屓しているよ。
 他の子までは判らない。あまり考えてないよ。
「そっか。
 
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サンキボウの場面を増やすと、誰の夢か判らなくなるのでボツった。
めちゃくちゃあった。相当消した。
 
二人で話せよって話なんだけれど、二人だといまいち上手くかみ合わなくて……。
サンキボウを挟むと、二人とも勝手に本音を言ってくれる。
 
二人とも不器用か。
 
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この世に戻ってきて、二人になって抱き合う。
言葉はない。噛みしめていた。
ふっとアマツミカボシの顔が近づいて、覚悟して目を閉じたが、なにもない。
その意味にアマツは気づいている。
「……貴様とはなんでもない。だったら……するのはおかしいだろう」
傷ついた顔をする独神に
「だから…………。嫁になれ」
無表情になった独神。しばらくして眉を顰めた
「……あの、二つくらい飛ばしてない?」
「二つ、だと?」
「ふ、二つでしょ? そもそも私たち友達じゃないし……勿論恋人でもなく」
今度はアマツが驚いている。
「……友人ですらない」
「え?! もも、もしかして、私達ってお友達だった!? え、嘘! ごめん! ごめんね!!」
 
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明るくしようと思った告白の場面。
つっこみ入れたかった。
そもそも友人じゃないと独神は思っているので、なんでいきなり妻やねんて。
 
アマツは「友人」の段階だと思っていたのでそれなりにショックを受けている。
でも「恋人」飛ばして「嫁」であるのはそう。
 
なんとなく二人は両想いだけれど、どこかズレてる感じにしたかった。
言葉はなくても伝わるだろうと思うアマツと
言葉で言ってくれないと自信が持てない独神。
 
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「自他の境界をはっきりさせろ! 誰を想おうと構わんが、相手にどんな不幸な出来事があろうとも、貴様は違うのだからな!」
「俺と貴様も所詮他人だ。例え俺が傷つこうと、貴様は傷つくな。俺たちは一心同体ではないのだからな」
「貴様が傷ついても俺は痛くも痒くもない。だからこそ、座り込んだ貴様の手を引いてやれるのだ。覚えておけ」
 
 
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ひたすら、アマツの説教を考えていた時の。
こういう説教を考えていると、ラノベ主人公みたいだなとか思う。
 
アマツは言葉はキツイけれど、その分まっすぐではある。
偽らない分キツイけど。
これがヌラならもう少しオブラートに包みながら綺麗に伝えている。
 
ヌラ……。久しぶりに書いた気がする名前……!
鞄にキーホルダーをつけているし、スマホの待ち受けにいるから、見るには見るけれど、口にする事のない名前である。
現実では知る人がいないから仕方ないのだけれど。
 
やだなー。こんなこと言うと寂しくなったわ。
毎週木曜日にアプリ更新があったことが懐かしくて仕方ないよ。
もうどこにもないんだなと思うと、うーん辛い。
 
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あとはオマケの部分。
本編で全然二人が絡まないので、二人の絡みがメイン。
内容も十八禁要素を入れて、ちゃんと二人が形になったのだなとしたい。
 
とりあえず、今後はどうしようかな……。
絵の方もしたいんだよね。
だって暫くしてない。
文章ばかり書いてた。
 
二度夜の本編の続きもいいし、このままアマツの続きもいいし。
なにしようかな。