イマジナリーヌラリヒョンと過ごす日々

雑多なこと。方向性は決まっていない。

おすすめ

福島 鉄平先生。
現在 となりのヤングジャンプ(ウルジャンでも)で「ボクらは魔法少年」を連載。
魔法少年になったおとこのこのお話。

この先生を知ったのは短編集「アマリリス

母親に売られ、女の子の恰好をして身を売る少年と、もう一人の少年との交流を描いたのがアマリリス
このひとの作品は愛に溢れているが、しっとりとしていて切ない。
同性愛、女装などを描いているがキワモノ系ではない。
純粋な少年の心をしっかりと描いている。

ボクらは魔法少年も、フツーの少年がフリフリ衣装を纏って魔法少年をする。
しかし少年はフリフリなんて恥ずかしい! おかしい! と文句たらたら。
このね、少年に可愛い服を着せて、「いやだー!」って言わせているのが好き。
ちゃんとこの人は少年を描いているんだなと。

でも、実はこの少年、水面に映った自分を見て思うのだ。
「あ、俺めっちゃかわいいじゃん!!!」
魔法少年の自分への自信がそのままパワーになるので、可愛い自分を好きな自分を認め、自分を受け入れる事でめちゃんこ強くなるのだ!

とにかく出るのは少年たち。
少年たちの交流がとても温かくて、きっと誰も思った事のある感情を丁寧に描いているので、とても共感できるのではないかと思う。
自信のない子。内気な子にはおすすめだ。

今日が無料で読める最終日だって今日気づいて、読破しました。
これはコミックス買う。