『ガラージュ』とは、ガラージュという精神治療装置にかけられた主人公が、自分の精神世界から脱出していくゲームである。
三大歪み(奇)ゲーの一つ(他は、BAROQUE、クーロンズゲート)
ひとから紹介してもらって、それでちょろっと調べたらこんな感じ。
この内の『バロック』は好きなので、多分好きだろうと思ったら好きでした(単純)
こういうサイトを見ると、なんとなく雰囲気が判るかもしれない。↓
この意味の判らない世界には多くのNPCがいて、その子たちと話すのが楽しい。
良い人もいれば、感じの悪い人もいる。
会話内容を見ていると、芸術家である作者の知識が窺える。
哲学的だが難しくなく、きっと多くの人が考えること、感じることなので、刺さる人は多いのではないかと思う。
(ただ女性の扱いが耐えられない人はそこそこいる)
(グロエロはないんだ。ないんだが)
◆ここ数日間の私
作業があるからゲームはほんのちょっとやろう。
↓
この次どうなっているんだろう(ポチポチ
↓
(集中プレイ)(無心)(無言)(返事無)(作業全て放棄)
↓
一周目クリア←イマココ
クリアしたばかりなので、ちょっと頭がぐちゃぐちゃで何も言えない。
これだけは言えるってのが
610円の価値はある(断言)
プレイヤーに考える余地、考察する余地を与えてくれるゲーム。
ままならない感情を抱えている人、前に進めない人、生きることに意味を見出したい人、意味などないと断言する人、等
そういうひとに向いているゲームである。
雰囲気・ストーリー・モブ とにかく素晴らしい。
欠点は難易度。
ポチポチゲーに慣れてしまった者達には難しい部類。
もう少し待ったら攻略サイトが出来ると思うので、それからするなら良いかも。
……って、現代だと実況で済ませちゃうか?
だったら、この辺が良さげ。雰囲気を見るのにも良い。
攻略サイトならこことか。
各章の進め方はまだ出来ていないが、このページを知っているだけでかなり有利になる。
蛙とか、部品とか、成果とか。
久しぶりに現実のアレコレを捨てるくらいのめり込んだゲームだった……。
ご紹介ありがとうございました。
私は常に、生きるってなんだ、死ぬってなんだと考えている人間なので、
こういう創作はブッ刺さってしまうね。
気に入っている部分は沢山あるけれど、おもちゃ屋さんが好きだな。
宮も好き。
作ることが好きで、したいことは沢山思いつくのに、誰も使わない物を作ってもしょうがないよな、と空しくなるところが好き。
あと、情熱の全てを注いで作った結果、制作の熱が冷めてしまうところ。
物って使われるためにあるものだから。
いくら自分が新しいものを思いついたって、使い手がいなけりゃ作る意味もない。
好意的に見てしまうのは多分、私自身がそういう考えでいるからだろうな。
『自分の為に作ること』は、判る時もあれば判らない時もある。
でも『他人の為に作ること』は、いつでも判る。
だからどちらも私の主張である。日替わり感情。
感情の文字化って難しいんだよ。
私が一言「悲しい」と言えば、「悲しい」と固定されてしまう。
本当の感情はマーブル色なのに。
現代は情報の氾濫化が著しく、皆は情報にあっぷあっぷしている。
そこで処理を速くする為に要約や結論を求める。
だから発信者は出来るだけ、判りやすく短く言葉を圧縮する。
過程でしか得られないものもあるのに……そんな余裕などないのだ。
……そういや芥川賞もあれだっけ。
この記事にある『言葉に満ちあふれる現代社会』に、つい頷いた。
不思議だよねえ。
現代人は本を読まないのに。
長い文が読めない。
漫画が読めない。
なのに言葉は溢れている。情報に埋め尽くされている。
そんな時代だからこそ、何かにじっくり向き合うと、また新たな発見があると思う。
……と、ここで『ガラージュ』ですよ。(再び)
本や漫画だと十分~一時間で読み終えることが出来る。
お手軽で、時間の消費も少ない。
でもゲームは違う。いくらストーリーを追いたくたって、何度もお遣いに奔走し、同じモブと何度も同じ会話をし、何度も釣りをして、ようやく続きが読めるのだ。
繰り返し見せつけられているせいで、最初はなんとも思っていなかった台詞が、いつのまにか頭に残っているはずだ。
そして何故残っているのか、ふと考えるはずさ。トイレとか布団とか。
そうやって思考の海に揺蕩うのも良いんじゃないんですかね~。
と、いうことで、今回は『ガラージュ』の宣伝でした。
色々なことが終わったら二周目やるよ。
成果を埋めたいからね。