なんてひでぇ話なんだ……。と思いながら書きました。
途中で「この路線まずいんじゃないか」と思って手が止まって考え直しましたが、結局そのままです。
人によっては下ネタの許容度が違うとはいえ、ちょっといきすぎた部分があるような気がしないでもない。
最近男性向けを見る事が多いのもあって、基準が若干緩い。
と、まああれですが、私が書くものにしては明るめの話になりました。
* * *
話は良かった……。評判悪いから構えたけれど、そこまででもないよ?
出てくるキャラにはちゃんと意味があったし、死に方にも意味はあった。良い死に方ばかりだった。
FGOって、章ごとにキャラ使い捨てだから、最初に会って、最後に死ぬのね、基本。
で、今回はとにかくきっちり死にまくった。
死んで死んで死体をこさえながら、意志を貫いた。
アトランティスのサブタイは「神を撃ち落とす日」
へ~かっこえや~ん。と最初は思ってたんだよ。最初は。
神 = アルテミス
撃ち落とす者 = オリオン
と、知るまでは────。
その後、ゼウスに頼んでオリオンを空に上げてもらい、オリオンは星座となった。
……ってのが、ギリシア神話。
FGOではアルテミスはオリオンのことを「ダーリン」と呼んで大好きオーラバンバン出している。
オリオンはアルテミス気にせず、ナンパにせいを出してはアルテミスにボコられる……という夫婦漫才カップル。
それが本編の二部で、オリオンにアルテミスを射抜かせる展開になって、途中から心が死んだ。
けれど射る理由が、「アルテミスを救う為」で、月の女神を落としたら自分も共に落ちると言って、全てを投げうってオリオンはアルテミスを撃ち落とした。
全ては愛による射だったので、情緒ぐちゃぐちゃになりながら本編を読み進めたよ……。
他にもマンドリカルドやコルデー、イアソン、パリス、バーソロミュー、望月千代女など、どのサーヴァントも良い活躍をして、そして散っていった。
FGO世界(型月世界)では、神々は機械だったよ。
感情なく合理的かどうかで判断するあたりが、ちゃんと人類と差別化出来ていて良かった。
読んでいると多少感情が見えてきて、そのちょっとした感情であれやこれやあったんだなと。
……ほら、ギリシア神話って……ねえ……もう……無茶苦茶だから。
あの人が作りだした世界、物語の偉大さに言葉を失う。
(FGOはきのこさんが全シナリオ担当していないよ)
FGOは偶にハズレもあるけれど、面白い部分はしっかり面白いし、涙が出てくるところも沢山ある。
自分もどうしたらこういう面白いものが書けるのかと思いながらシナリオ読んでいる。
なかなか技術(構成)を盗めないけどね。ガハハ。